毎年1月にフィリピンのセブ島で行われるシヌログ・フェスティバルをご存知でしょうか?
国内外からなんと400万人を超える人々が参加するという、セブ最大のお祭りです。
- シヌログとはどんなお祭りなのか?
- いつどこで開催されるのか?
- シヌログを見に行く際の注意点
セブ島ではクリスマスが終わると、町中がシヌログモードに切り替わります。
1月にセブ島留学する方は、至る所でシヌログの音楽を聴くこと間違いなし!
この記事を読んで安全にシヌログを楽しみましょう!
フィリピン最大のお祭りシヌログ・フェスティバルとは?
幼き日のキリスト像「サントニーニョ」を讃え、希望と幸福を祈るお祭りです。
煌びやかな衣装のダンサーがサントニーニョを抱えてダンスを披露します。
サントニーニョとは、1521年にマゼランがセブを訪れてキリスト教を布教した際に当時のセブ島女王に贈った人形で、実物はセブ市内のサント・ニーニョ教会で見ることができます。
シヌログの開催日程
1月に入ると街中のいたるところで、シヌログの音楽やグッズなどを目にするようになります。
1月2週目からはバンカーボートが集結する海上パレードなど、毎日さまざまなイベントが目白押し。
運が良ければショッピングモール内でパレードに遭遇することもあります。
シヌログのメインイベントは1月の第3日曜日に行われるグランドパレードです。
グランドパレードはコンテスト形式のダンスパレード。
巨大な山車も登場し、各チームが趣向を凝らしたダンスパフォーマンスを披露します。
豪華な衣装を身にまとい、サントニーニョを抱えて踊る大迫力のパレードは必見です。
シヌログの日程は公式サイトで確認することができます。
グランドパレードの開催場所
以前はフエンテのオスメニアサークル周辺で行われていましたが、2023年からはSRP(サウスロードプロパティー)に変更になりました。
SRP(サウスロードプロパティー)は巨大ショッピングモールSMシーサードがある場所で、近くにはカジノもあります。
街の中心部からは少し距離があるので直接歩いて行くのは難しく、会場の近くまで公共交通機関を利用することになります。
サント・ニーニョ教会も大盛り上がり
当日はサントニーニョが祀られているサント・ニーニョ教会でのミサも行われるため、教会周辺は地元の人たちで溢れ返ります。
混雑しすぎて、教会には入れませんでした。
周辺の歩行者天国となった道路では、シヌログTシャツや飾りを販売しているお店やジュース、軽食などの露店が並んでいます。
ヘナタトゥーやフェイスペイント、ヘアカラーなどをしてもらっている人たちもいました。
シヌログの注意点
注意点①スリなどの犯罪
400万人が参加するお祭りとあって、会場は大混雑します。
満員電車を超えるほどの密集度で身動きが取れなくなるため、気づかないうちに貴重品をスられていたなんてことも。
- 高価なものは持っていかない
- お金やクレジットカードも必要最低限にする
- 荷物は常に前に持つ
- スマホなどをポケットに入れない
鞄を閉めていても刃物で切られて中身を盗まれるケースもあるので、十分に注意してください。
注意点②交通規制
会場周辺は交通規制が行われます。
普段以上に渋滞したり、混雑しすぎて乗れない場合もあります。
当日は会場から離れた場所でも全くタクシーがつかまりませんでした…
あらかじめ使用する交通手段やルートをよく検討しておきましょう。
注意点③通信規制
グランドパレード当日は、テロ対策として通信規制が行われる場合があります。
GlobeやSmartなどの通信が遮断され電話やインターネットの利用ができなくなるため、同行者とはぐれてしまった際の待ち合わせ場所などを事前に決めておきましょう。
レストランなどでWi-Fiを利用する手もありますが、会場周辺はどこも超満員でWi-Fiの通信も安定しないため、当てにしない方が良いでしょう。
注意点④熱中症
セブ島は1月でも非常に暑いので、必ずこまめに水分補給を行いましょう。
強い日差しを遮るものもないので、帽子を被って行くことをおすすめします。
会場は灼熱の中、満員電車に乗っているような状態です!
注意点⑤服装
会場のSRP(サウスロードプロパティー)はとても広大な土地なので、たくさん歩くことになります。
また交通規制の影響で、予想外に歩かなくてはいけない場面も出てきます。
必ず歩きやすい靴と動きやすい服装で参加しましょう。
ちなみに、パレード当日は友達や家族とお揃いのシヌログTシャツを着て行くのがフィリピン流。
ショッピングモールや教会周辺では様々なデザインのシヌログTシャツが販売されているので、ぜひ1着購入してみては?