フィリピン留学へのお金の持って行き方について、不安に思っている方も多いはず。
「大金を現金で持って行くの?」
「現地でATMやクレジットカードは使えるの?」
そんな疑問にお答えします。
- フィリピンの通貨と物価
- 留学中に現地で必要なお金
- フィリピン留学へのお金の持って行き方
この記事を読んで、しっかりと準備をしましょう!
フィリピンのお金事情
使用通貨と種類
フィリピンで使われている通貨はフィリピンペソ(PHP)です。
- お札:20、50、100、200、500、1000ペソ
- 硬貨:1、5、10ペソ / 1、5、10、25、50センタボ
センタボは補助通貨で、1ペソ=100センタボです。
一万円は何ペソ?
1フィリピンペソ=2.58円(※2024年1月現在)
10,000円は約3,882ペソになります。
両替する時は手数料などがかかるため、実際に手元に残るのはこれよりも少ない金額となります。
フィリピンの物価はどれくらい?
フィリピンは物価が安いというイメージを持っている方も多いようですが、実際はモノによって価格はさまざま。
電子機器や輸入品・世界的に展開するチェーン店などは、日本と変わらない値段のこともあります。
フィリピンで作られた食料品や生活用品などは、安く手に入る場合も。
物価は都市によっても異なりますが、平均的な金額をまとめてみました。
品物 | ペソ | 円 |
---|---|---|
ミネラルウォーター(500ml) | 15ペソ | 39円 |
ビール(330ml) | 55ペソ | 143円 |
コーラ(1500ml) | 65ペソ | 169円 |
スナック菓子 | 15ペソ~ | 39円~ |
ローカルレストラン | 150ペソ~ | 390円~ |
ファストフード | 200ペソ~ | 520円~ |
日本食レストラン | 500ペソ~ | 1,300円~ |
カフェ(1杯) | 130ペソ~ | 338円~ |
シャンプー(170ml) | 130ペソ | 338円 |
歯ブラシ(3本) | 100ペソ | 260円 |
マッサージ(1時間) | 400ペソ | 1,040円 |
タクシー(初乗り) | 40ペソ | 104円 |
クレジットカードは使えるの?
フィリピンでもショッピングモール内やレストランなど、クレジットカードが使える場所が増えてきています。
しかし、街中のお店やバスなどではまだクレジットカードが使えず、現金が必要となる場面も。
1,000ペソ紙幣はおつりがなくて使えない場合も多いので、常に小額紙幣を用意しましょう!
番外編:タクシーを使う予定があるなら
配車アプリGrab( iPhone / android )を事前にダウンロードしておくことをオススメします。
Grabとは、スマートフォンを使ってタクシーなどの手配ができるサービスです。
土地勘のない場所でも言葉やぼったくりの心配をせず、比較的安全にタクシーを利用することができます。
あらかじめクレジットカードの登録を済ませておくことで、キャッシュレスで支払いが可能となります。
フィリピン留学中に必要なお金はいくら?
フィリピン留学中に必要なお金は、大きく分けて2種類。
- 現地費用:入学時に学校に支払うお金
- 生活費:観光や外食などでかかるお金
入学時に学校へ支払う現地費用
4週間留学する場合の平均的な現地費用をまとめました。
現地費用は学校によって価格が異なる場合があるので、ご注意ください。
項目 | ペソ |
---|---|
SSP申請代 | 6,500~6,800ペソ |
ACR-Iカード申請代 | 3,000~3,500ペソ |
寮の保証金 | 2,500~3,000ペソ |
教材費 | 1,000~2,000ペソ |
水道代・電気代 | 1,300~1,800ペソ |
合計 | 14,300~17,100ペソ |
30日間以上留学する場合は、ビザ延長代(3,500~ペソ / 期間によって異なる)がかかります。
4週間留学する場合、現地費用は日本円で40,000円ほど(※1ペソ=2.6円で計算)必要になります。
現地費用を支払う際の注意点
学校に支払う現地費用は、基本的にクレジットカードで支払うことができません。
現地費用分は日本円で現金を持参し、フィリピン到着後に両替をするのがオススメです。
大金ですが入学時にすぐ学校へ支払うため、現金を持ち運ぶリスクも最低限で済みます。
フィリピンのATMは引き出し限度額がある上に手数料もかかるため、現地費用分だけは日本円で現金を持参することをオススメします。
両替やATM利用については、「フィリピン留学へのお金の持って行き方」の項目をご覧ください。
観光や外食などでかかる生活費
平日は学校や寮で勉強し、週末や祝日に出かけるという一般的な留学生を想定した場合の生活費です。
- 1週間:5,000~10,000円
- 4週間:30,000~40,000円
外食や観光に積極的に出かける人の中には、4週間で50,000~80,000円という方も。
自分の生活スタイルに応じて考えましょう!
フィリピン留学へのお金の持って行き方
現金で持って行く
日本円を現金で持って行き、両替所でフィリピンペソに両替をする方法です。
- 1~2週間の短期留学の方
オススメの両替場所をご紹介します。
オススメ度 | 場所 | 両替レート |
フィリピンのショッピングモールにある両替所 | ||
フィリピンの空港にある両替所 | ||
日本の空港にある両替所 |
道端にレートの良い両替所もありますが、安全面の観点からオススメはしません。
入学後のオリエンテーションなどで買い出しに行く際に、モール内で両替をするとスムーズです。
オリエンテーション前までにどうしても現金が必要な場合は、必要最低限を空港などで両替しましょう。
両替時の注意事項
注意事項①両替時にパスポートが必要な場合がある
本人確認のためにパスポートの提示を求められることや、パスポート番号などを記入する場合があります。
留学中は語学学校にパスポートを預けることになるので、あらかじめパスポートのコピーを用意しておくとよいでしょう。
注意事項②両替をしたらその場で金額を確認する
最近は両替所の不正は減っていますが、フィリピンペソを受け取ったら提示された金額と合っているか、必ずその場で確認しましょう。
注意事項③お金の管理を徹底する
両替をした後は、人の目に触れないようにすぐにお金をしまいましょう。
その他にも…
- 街中では多額の現金を持ち歩かない
- 現金はセキュリティポーチなどに入れて管理する
- 寮のセーフティボックスを使う
など、できる限りの自衛を心がけましょう。
ATMを利用する
クレジットカードもしくはデビットカードを使ってATMからフィリピンペソを引き出す方法。
基本的には現金を両替するよりもお得になる場合が多いです。
- 留学期間が長い方
- 旅慣れている方
クレジットカードとデビットカードの違い
まずはクレジットカードとデビットカードの違いがわからない、という方向けに簡単にご説明します。
月1回の支払日にまとめて支払う仕組みのカード。
買い物の際に利用するイメージが強いかもしれませんが、海外キャッシング機能がついているカードであれば、海外のATMを使って現地通貨を引き出すことができます。
海外のATMでお金をおろす場合には、返済までの金利や海外事務手数料などが発生します。
支払いと同時に銀行口座から引き落としされるカード。
海外対応のものであれば、海外ATMから現地通貨を引き出すことができます。
海外のATMでお金をおろす場合には、海外事務手数料などが発生します。
デビットカードは審査などが不要で発行でき、使い過ぎの心配もないので学生にオススメです。
普段日本で利用している銀行が発行するデビットカードを利用するとスムーズです。
ATMの手数料と引き出し限度額
フィリピンのATMは1回利用するたびに、250ペソの手数料がかかります。
1度に引き出せる限度額も銀行ごとに決まっており、10,000~20,000ペソの場合がほとんど。
必要な額や留学期間を踏まえて、両替をするかATMを利用するか検討しましょう。
ATM利用時の注意事項
注意事項①クレジットカードやデビットカードが海外対応しているかを確認しておく
カードによっては国内利用に限定されている場合や、申請をしないと海外で使えない場合もあります。
日本にいるうちに、自分のカードが海外対応しているかをしっかりと確認しておきましょう。
注意事項②キャッシング枠や口座残高が十分あるかを確認しておく
クレジットカードカードの場合は、キャッシング枠(ATMから現金を引き出せる金額)がいくらあるのかを確認しましょう。
デビットカードの場合は、口座に入っている金額しか引き出すことができないので、十分なお金が入っていることを確認しましょう。
注意事項③PINコードを覚えているか確認しておく
ATMを利用する際に4桁のPINコード(暗証番号)を入力する必要があります。
日本にいる間に、自分のPINコードをしっかりと確認しておきましょう。
フィリピンのATMでは、まれにPINコードの入力欄が6桁のことがあります。
その場合も、0などの番号を足さずにPINコード4桁のみを入力しましょう。
注意事項④カードが使えなかった場合のバックアップ手段を用意する
海外対応のクレジットカードやデビットカードでも、まれに何らかの原因でATMが利用できないことがあります。
もし現地で使えなかった場合のバックアップ手段として、予備のカードか現金を必ず用意しておきましょう。
注意事項⑤安全な場所・時間帯にだけATMを利用する
人通りが少ない場所にあるATMでは、スキミングなどによる不正利用に合う可能性が高くなります。
夜中に利用する場合は、引き出した直後に強盗などにあうリスクが高まります。
安全な場所・時間帯を選びATMを利用しましょう。
またPINコードを打つ際には、しっかりと手元を隠すようにしましょう。